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ISO（あいえすおー）

International Organization for Standardizationの略。わが国では「国際標準化機構」と呼ばれている。商品やサービスの国際的な流通を容易にする目的で、各種規格の標準化を行う機関。国際標準化されたものは、各国の標準規格に取り入れられ適用実施される。わが国においては、ISOで規格化された標準については「JIS規格」として順次制定されている。情報処理分野で国際標準化され使用されている例としては、OSIやISOコードなど多くのものがある。

アクションオフィス

1972年、Hermann Miller社（米）が提唱したローパーティションシステムによる大部屋方式のオフィスで、従来からあった個室の壁をなくしフレキシブルな変化に即応するとともに、机や収納什器もパネルに引っ掛けて構成することにより、オフィスの活性化を図った手法。今日のオフィス形態の先駆けとなっている。

アクセスフロア

二重床。仕上げのカーペット上にコンピュータのケーブルや電話の回線などが出ないようにするため躯体の床の上を嵩上げし、その上にタイルカーペットなどを敷くこと。ケーブルの大きさ、量に応じて床上げする高さを30㎜から300㎜くらいまで変えることができるが、一般に執務空間では約50㎜のアクセスフロアの使用が多い。躯体の床のスラブ上に二重床を組み立てて配線路とし、自由に配線する方式の床。フリーアクセスフロアと呼ぶ場合もある。また、建築躯体の床スラブ内にダクト（管）を埋設し、一定間隔で床から取り出す方法、フロアダクトもある。電気配線と電話線などに分けた二重ダクト方式などがある。

アネモスタット

空調用の送風設備の一種で、天井に取り付けて送風と共に室内空気を吸い込むので混合性がよい。在来、天井によく使われる。

一般執務スペース

オフィスの全体スペースから共用スペースを除いた作業領域のスペースを指す。作業領域の床面積。共用スペースには会議室、応接室、給湯室、個室形式の役員室、エレベータホール、洗面所、廊下、倉庫、階段、厚生施設、コンピュータ室などがある。

ウォールキャビネット

壁面収納庫を指すが、オフィスの場合、書類や資料などを収納するスチール製収納什器を指す。

エグゼクティブオフィス executive office

本来は官庁、行政、顧問などを指すことから、管理職、役員室を指す。

エルゴノミクス ergonomics

ギリシャ語のErgon（筋肉、仕事、作業）と、Nomos（管理、法則）と、Mics（学）の造成語からきている。人間が仕事をする上で、人間にとって疲労負荷のない方法を科学的に研究すること。ヨーロッパでは1940年頃よりさまざまな住空間、作業方法など生理学中心の研究から労働衛生学の研究が盛んになり、今日ではオフィスにおけるエルゴノミカルな考察と配慮をすることは重要なファクターのひとつとなっている。人間の健康と快適さを損なわずに保つ生活空間や環境のあり方から、道具や機械、機器の使い勝手を科学的に研究する学問として「人間工学」がある。

エンジニアリング・プラスチック

硬質プラスチックの一種。椅子や机の脚部などに使用される。略称エンプラ。

OA用チェア（おーえーようちぇあ）

コンピュータワークの際の快適な姿勢保持、疲労低減のための椅子づくりをコンセプトにして作られた各種機能を付加した椅子。コンピュータワークに限らず、一般の執務でも用いられている。